「塗装カラーコーディネートのプロ養成講座」開催報告!

2020年03月26日    更新日:

◆「塗装カラーコーディネートのプロ養成講座」開催報告!

あんしんリフォーム様研修 成約率&お客様の満足度が上がる「塗装カラーコーディネートプロ養成講座」

カラーコーディネート戦略株式会社、代表の三浦まゆみです。

静岡県藤枝市のあんしんりふぉーむ様からのご依頼で、「塗装カラープロ養成講座」を2日間で開催しました!

以前から、塗装関係の方からはカラーコーディネート選定についてのご依頼が度々あり、一般住宅からアパートなど、外壁塗装のご提案はさせていただいております。

最初にご依頼いただいたのは、「室内の温度上昇を防ぐために、通常は暗い色で塗ることが多かった屋根の色を、明るい色の塗料に変えたところ、いつもとは違う屋根の色なので、それに合わせる壁の色を何色にしたらよいかわからなくなってしまった」というお悩みを解消したいという案件からでした(こちらは神奈川の企業です)。

住宅の外壁の塗り替えは、頻繁に行うものではなく、しかも高額なので、「失敗できない」「お客様からのクレームも防ぎたい」という希望があり、プロのカラーコーディネーターへのご依頼をいただきました。

そして、今回は、「社内の営業担当者がカラーコーディネートのアドバイスも行えるようにしてほしい」というご要望があり、3分でカラーコーディネートできる技術が2日間で身に付く!「塗装カラープロ養成講座」を開催することとなりました。

受講される前は、こんなお悩みやご要望がありました

◆「お客様から、この色にしてほしい」と言われたときに、そのまま1色で塗ってしまいがちなので、色を組み合わせてカラーコーディネートで変化を出したい。

◆どうしても無難な色を提案しやすいので、「他とは違う、パッと見てセンスがいい!」と思ってもらえる配色にしたい。

◆お客様が選んだ色が、派手すぎたり、周りの家と調和しにくい、と思ったときに、うまくその理由を説明できるようにしたい。

◆お客様が微妙な色の差で迷ったり、家族で意見が分かれて迷ったりして、色を選ぶのに時間がかかってしまうので、もっとスムーズに色を選んでもらえるようにしたい。

塗り替えをするのにかかる費用は高額だし、しかも10年、20年とそのままなので、色で失敗できないしお客様に満足していただくことが一番大事なんです」と、お客様に対して真剣にカラー提案を考えいらっしゃいました。

お客様満足度&成約率が上がる「塗装カラープロ養成講座」のポイントは3つです。

❶お客様満足度が確実にアップする!「カラー選定5つのチェックポイント」

❷3分で理想の色が選べる!「塗装カラーイメージ5パターン」完全習得

❸数値や理論で学べる!「センスのいいカラーコーディネートの法則」

この3つのポイントを、色彩の基礎知識としては欠かせない、色彩検定3級・2級の内容を交えてしっかり習得していただく2日間となりました。

「塗装のカラーコーディネートプロ養成講座」の中で、一番お伝えしたかったポイントについて、シェアさせていただきます。

これだけはおさえておきたい【塗装のカラーコーディネートの最大の秘訣】

それは、いきなり「塗装カラーを決めてはいけない」ということです。

外壁や屋根の色を選び慣れていない一般の方が、いきなり「この色!」と決めるのは、難しいもの。洋服やインテリアとは違うので、「実際に大きい面積で壁に塗ったらどうなるのか?」の想像がつきにくいからです。

ですので、まずは、「どんな雰囲気の住宅にしたいのか?」「どんな色を使いたいのか?」など、様々な角度から質問をして、お客様の理想の「イメージ」を具体化することが大切です。

イメージというのは、明るい感じ、かっこいい感じ、ナチュラルな感じ、モダンな感じなどの見た目の印象のこと。あまり複雑に考えると難しくなってしまうので、大まかで大丈夫です。

そして、「こんなイメージにしましょう!」としっかりお客様と方向性をすり合わせた後で、 その理想のイメージをまさに表現している配色を、何パターンか提案します。

既にイメージの方向性が決まっている中で色を選ぶので、そんなに突拍子もない色が選択肢に挙がらないので、お客様も安心して色を選べます。

さらに、そのイメージ別の配色も、あらかじめパターンをつくっておけば、その場で急いで考えて提案しなくてよいので、塗装カラーコーディネートのプロとして落ち着いて提案できますよね?

そのような理由で、「塗装カラーコーディネートプロ養成講座」の後半は、あんしんりふぉーむ様がいつも使っていらっしゃる塗装見本を一旦バラバラにして、イメージ別に分類し、オリジナルのカラーパレットを作成しました。

これを使うことで、塗装のカラーコーディネート提案が今までよりも簡単に、速く、そしてカラーバリエーションを広げてご提案できるように。

塗装業界カラーコーディーネートについて専門的に学び、理論にもとづく提案をしている企業はまだ少ないので、確実に他社との差別化ができます。

最初は、「色は難しそうですね…」とおっしゃっていたカラー初心者の男性社員の方も、途中からどんどん乗り気になり、「なるほど、面白いね!色彩検定3級受けようかな…うん、受けよう!」という宣言をお聞きするまでになりました。

こんな「感想」をいただきました!

◆一番はお客様のニーズに合った提案をするには細かな聞き込みが大事ということ。好きだけを聞くのではなく反対の嫌いをしっかり聞き込みすることも大事なんだとわかりました。

色相、色調、なんとなくわかりましたが、後は回数を重ねていくことが大事と思いました。

また実践の回数を重ねていくことは自分自身のカラーバリエーションも増やせると思うので講座も楽しかったですが、これから色遊びがもっともっと楽しくなると思いワクワクします。

色相環、カラーマトリックス、トーンマップ、早々に完成させます!

◆講座に参加する前は、屋根と外壁の配色に困っていました。色同士の相性について学びたいと思いました。

講座を受講して、色同士によって合う合わないという理由がよくわからなかったが、なぜ合うのかが大変よく理解することができました。これからはお客様にある程度論理的に提案できそうです。(小林弘始さま)

◆なんとなくの感じだけで決めていたので、論理的な説明ができそうです。ルールやトーンマップを知ることで、説明するときに使えると思いました。

お客様の考えを絞り込む質問は多少していましたが、決め手となる色の特徴、見え方、相性のことなど、こうすればOKみたいなものがわかったのでよかったです。(飯島伸之さま)

2日間の短期集中講座でしたが、現場で即使えるカラーコーディネートの知識だけを凝縮してレクチャーさせていただきました。

今回、理論でカラーコーディネートする法則を知っていただいたことで、やみくもに正解の配色を考えるのではなく、「この色を選んだらこう見える」という予想がつくようになります。

この理論の裏付けがあることで、実践を重ねたときに頭の整理ができるので、より早くカラーコーディネートのコツを自分のものにできます。これが、カラーコーディネートのプロの技術を学ぶメリットです。

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